【問題設定】問題解決の手法④原因分析
みなさんこんにちは!
この記事は「問題解決」「課題解決」に悩む社会人1年目~3年目くらいまでの若手社員を対象にしています。
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・何かを改善したいが、何から始めていいかわからない
・問題点はなんとなく思いつくが、いまいちまとまらない
・そもそも何をしたらいいかわからない
というような悩みを持つ方へ、少しでも参考になれば幸いです。
実際、私も今社会人6年目なのですが、社会人4年目くらいまでは同じ悩みを持っていました。
原因を分析しよう!
問題を正しく設定できたら、次のステップは「原因分析」です。
この原因分析はついにアクションにつなげるための具体的な橋渡し的なステップなのですが、はまり込みすぎると原因分析に時間を費やしすぎて、重要なアクションを実行するのが遅れたり、期日に間に合わなかったりします。
最初に名言しておきます!
真因を突き止めようとすると、必ず行き止まりにぶち当たる!
なので、原因分析とはいいながらも「重要な要素を洗い出す」くらいの気持ちにしておいた方が身も心も楽になります!
そのために、さくっとかつ真因にできるだけ近づける原因分析の方法を解説したいと思います。
基本的にはMECEであることが理想だが、落とし穴もある。
問題がわかり、実際にアクションするまでの橋渡し的な原因分析は、よくロジックツリーを用いて表されます。ロジックツリーで重要なのはMECEであるということです。
ちなみに、MECEとは「モレなく、ダブりなく」という意味です。
Mutually(お互いに)Exclusive(重複なく)Collectively(全体的に)Exhaustive(モレがない)の頭文字をとってMECEです。
ただ、この手法にも欠点があります。
細かくやり出したらキリがないことと、平たく言って「人間が悪い」に帰結するということです。
そのため、私はこの手法にこだわるのではなく、手法のメリットを活用しながら、重要な要素を洗い出せればOK、というスタンスを提案します。
実際に原因を分析してみよう。
今回もダイエットを例に挙げてステップに分けて解説します。
目標:7/31の夜に体重が70㎏の状態になっていること
現状:4/30時点で体重が100㎏である
問題:現時点で目標に対して体重が30㎏も重いこと
ステップ①:問題に対してなぜ?を問いかける(「なぜ」1回目)
△なぜ体重が30㎏も多いのか
ここでは思いつく限りの原因を挙げていけばOKです。よく、勘違いしがちなのですが、ロジックツリーを作ろうと思うと、一次階層から作らなければという考えになりがちです。ただ、うまく一次階層から作ろうと思うと、それなりのセンスや問題に対しての感度のようなものが必要です。
(ちなみにこの「切り口=フレームワーク」の図鑑的位置づけとして、この書籍がおすすめです!)
そこに頭を悩ませて時間がかかるなら、まずは思いつく限り要素を挙げてみることの方が大事です。なぜ30㎏も重いのか挙げてみましょう。
・暴飲暴食しすぎである
・間食が多い
・運動量が不足している
・エレベーター使いがち
・生活が不規則
などなど、たくさん挙がってきたでしょうか。
ステップ②:ステップ①で出てきた課題をカテゴリー分けする
分けるといっても大きく2つ~3つに分けるイメージで大丈夫です。
今回挙げれられた要素を見ると大きく2つに分けられました。
■カロリー摂取の原因
■カロリー消費の原因
・暴飲暴食しすぎである(カロリー摂取)
・間食が多い(カロリー摂取)
・運動量が不足している(カロリー消費)
・エレベーター使いがち(カロリー消費)
・生活が不規則(カロリー摂取/カロリー消費)
⇒このようにどちらにも当てはまる項目があっても大丈夫です!
そもそもダイエットの絶対的法則は、
「摂取カロリー量<消費カロリー量」ですので、この2つにわけるとMECEです。
最初はこれくらいざっくりとしたMECEでもOKです!
ステップ③:出ている原因にもう1回だけなぜを問いかける(「なぜ」2回目)
・暴飲暴食しすぎである⇒食間が長すぎることが多い
・間食が多い⇒気になる新商品はすぐに購入してしまう
・運動量が不足している⇒座り仕事が中心
・エスカレーターを使いがち⇒楽したい
・生活が不規則⇒仕事に左右される
ここまで分けると、ほぼ完成に近づいています。
ステップ④:ここまでに出てきたものを整理する
【カロリー摂取系】
・食間が長すぎるときに暴飲暴食をしがち
・気になる新商品をすぐに買い、いつでも手の届くところに置いている
【カロリー消費系】
・座り仕事が中心のため、平日の運動量が少ない
・仕事で疲れているからエスカレーターを使い勝ち
以上のように分けられます。
もっと時間をかければより多くの項目が出てくるはずですが、
大事なことはここでも変わらず「重要な要素を洗い出せればOK」というスタンスで取り組んでみてください。
これで原因を洗い出すことは完了しました。
これでむやみにあたりをつけてアクションするという状況は避けられています。
さぁ、いよいよ課題を正しく設定していきます。
目標、問題、原因を正しく設定してきたあなた、ゴールはもうすぐそこです。
次のステップに進みましょう!
参考書籍
ちなみに、私のこの考えは下記の書籍を参考にしております!
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いろめ