【問題解決】問題解決の手法⑦アクションの実行~継続のコツ~

みなさんこんにちは!

 

この記事は「問題解決」「課題解決」に悩む社会人1年目~3年目くらいまでの若手社員を対象にしています。

(参考書籍はこちらです。お時間ない方は早速参考書籍を手に取ってください!)

 

・何かを改善したいが、何から始めていいかわからない

・問題点はなんとなく思いつくが、いまいちまとまらない

・そもそも何をしたらいいかわからない

 

というような悩みを持つ方へ、少しでも参考になれば幸いです。

実際、私も今社会人6年目なのですが、社会人4年目くらいまでは同じ悩みを持っていました。

 

ここまで目標、問題、アクションプランを設定してきました。

何度でも言いますが、ここまで粘り強く頑張ったあなた、本当に素晴らしいです。

もうあと1歩です。

 

いよいよ、今回はアクションの実行です。

なんだかんだいっても、やはり結果を出すには行動しないといけません。

バットを振らないとヒットが打てないように、

走り出さないとゴールに到達しないように、

動かないと結果は出ません。

今まではその結果を最大化するための準備でした。

 

ここまでしっかりと設定を続けてきたあなたは、安心して実行してください。

これまでの分析により、決めたアクションプランを実行するだけで問題解決に近づくようにしてきました。

 

そしてこの実行でもっとも大切なポイントがあります。

「継続」です。

かくいう私も、何度もこの「継続」から離脱してきました。

「三日坊主」という言葉に代表される「継続の難しさ」はみなさん一度は感じたことがあると思います。

私も幾度となく「坊主」になってきました。

 

遅くなりましたが、この記事では「継続」することのコツをお伝えしたいと思います。

そもそもなぜ人間は「継続」できないのか

我々人間の「継続」へのチャレンジは何度も失敗してきました。

なぜ人間は「継続」が苦手なのでしょうか。

ずばりそれは、それが「本能」だからです。

その本能とは「変化を恐れる本能」です。

 

人間つまりヒトには生存本能が備わっています。生きようとする本能です。

かつて狩猟時代を経てきたヒトは「変化」に敏感でした。

環境の変化で息絶えるかもしれないからです。

獲物には限りがあります。今捕まえられている獲物がいつなくなるかわかりません。

より多くの獲物を捕らえるために、移動することも考えなくてはなりません。

しかし、この場所を移動するということは、

逆を考えると今より獲物が少ないところへの移動になるリスクも付きまといます。であれば、今が大きく困るまではその場に留まる方が生存の可能性は高くなります。

 

つまり今に大満足ではないけど、大きく困っていないなら、

わざわざリスクをとって「変化を起こさないようにしよう」とする本能が備わっています。

 

話を戻します。何かを変えるための行動を「継続」した場合、環境は必ず「変化」します。大きな変化は小さい変化の積み重ねだからです。

先に説明したように、変化を嫌う本能が備わっているヒトは何かと理由をつけて「継続」しないようにするのです。

 

「継続」は必ず「変化」につながる。ヒトは「変化」にネガティブ。

これが人間が「継続」できないメカニズムです。

「継続」には「9割の仕組み」と「1割の意思」で勝負!

人間には継続できない本能が備わっていることは理解していただけたと思います。

継続するためには「9割の仕組み」と「1割の意志」が必要です。

よく「継続するぞ!」と意気込みがちな人にありがちなことが、

「1割の仕組み」と「9割の意志」で立ち向かおうとすることです。

何度もお伝えしますが、人間は「意志」だけでは継続できません。

理由はそれが抗えないヒトとしての本能だからです。

そこで「9割の仕組み」で解決します。

「歯磨き」を「意志」で行っている人はいない

みなさんが普段日常生活で行っている「歯磨き」ですが、物心がついたときから今までずっと継続してきたはずです(もちろん、ベロベロに酔ってそのまま寝るような経験がある人は何回かパスしたこともあると思いますが笑)

なぜ歯磨きは継続できたのでしょうか。

それは歯磨きという行動の9割が仕組みでできているからです。

歯磨きを5W2Hで分解すると、

 

 Who:誰が⇒自分が

 When:いつ⇒食事のあと

 What:何を⇒歯を

 How:どうやって⇒歯ブラシと歯磨き粉を使って、今まで学んだ歯磨きの方法で

 Where:どこで⇒洗面所などで

 How many:どのくらい⇒3~5分くらい

 Why:なぜ⇒口内を清潔に保つために

 

というように完璧に仕組みが整っていることがわかります。

あとは「よし、今から歯磨きしよう」と思うだけでこの行動は成り立つのです。

 

つまり、自分で設定したアクションプランもこれくらい仕組みができたらいい、ということです。

3つの大丈夫

とはいえ、アクションを継続することにハードルを感じる方もいると思います。

特に一度決めたことをやりとげられなかったときの残念な気持ちを感じたことがある人はなおさらでしょう。

そんな方に3つの「大丈夫」をお伝えします。

①5W2Hに縛られすぎなくても大丈夫

アクションプランがどれだけ精巧でも結局は動かないことには結果は出ません。無理に5W2Hを考えるよりは大きなところが決まればどんどん行動することが重要です。

②途中でアップデートしても大丈夫

階段を利用したいけど、大事な話を部長としながら「すみません。階段で行きます!」は言い出しづらいでしょう。(部長が階段に付き合ってくれる方なら問題ないですが…)

であれば、階段を利用するときは「一人のときに」と限定するようにアップデートすればいいのです。

③完璧にできなくても大丈夫

言葉遊びのようになってしまいますが、継続で最も大事なことは「ゼロの日をなくす」ことです。たとえ自分が立てたアクションプランが全部できなくても一部だけになっても、そのアクションがゼロになる日を作らないことが重要です。

まとめ

・アクションは実行しないと結果は出ない

・9割の仕組みで本能に対抗

・アクションプランのアップデート大歓迎

・完璧じゃなくても大丈夫

参考書籍

ちなみに、私のこの考えは下記の書籍を参考にしております!

よかったら、手に取ってみてください!

 

いろめ